子どもに怒ってはいけないの?

答えは・・・

怒るという感情はとても大切な感情です。

しかし、怒りに任せた行動は『本当に伝えたいこと』

が伝わらなくなるため、

止めましょうということです。

 

これは『感情』と『行動』にポイントがありそうですね。

 

では、一緒に考えていきましょう。

今回は、子育てに悩んでいる、あまびえちゃんに登場してもらいます。

 

最近子どもを育てるときに怒ったらいけないって言われるけど、どうしても怒っちゃうんだけど。

私って悪い親なの?

フォッフォフォ。

悩んでおるようじゃな。子育てに悩みはつきものじゃ。

大丈夫、一緒に考えていこう。

目次

1.怒るってなに?

2.怒るのはなんでダメ?

3.ほめる子育てについて

4.まとめ

 

怒るってなに??

 

そもそも怒るのはいけないっていうけど、人間なんだから怒ることだってあるでしょ。

子育てだって、大変なことがたくさんあるんだから。

フォッフォフォ。

人間なんだから怒ることもある。そのとおりじゃ。

『怒る』という感情自体は決して悪いものじゃない。大切な感情の一つなんじゃ。

じゃあ、一緒に『怒る』について考えよう。

 

 

 

そもそも『怒る』というのは、自分の持っている価値観に対して、それに反することがあったときに、不満が起こり我慢ができない気持ちになることを指します。

 

そうなんです!

 

自分の持っている価値観との相違によって起こる感情のため、人によって同じ出来事でも怒ったり、怒らなかったりということが起こります。

よく誤解されるのが、

怒る人=×

怒らない人=〇

といった偏見です。

 

怒りやすさというのは個人の価値観との相違で起こる感情のため、

それ自体に良いも悪いもないんです。

大切な感情という意味以上のものはありません。

 

しかーーーーし!!!

 

子育てにおいて『怒らない子育て』と先ほどの偏見が組み合わされると、

・また怒っちゃった。私って駄目だぁ。

・いつも怒っちゃう私はどこかおかしいのかな。

・あの人はいつも怒ってないのに、わたしは、、、

と感じて、苦しむことになるのです!

 

私が伝えていることは、

「怒るのは悪いことじゃないですよ。むしろ自分の大切にしていることを発見する助けにもなる感情です。」

「大切なのは、怒りの感情が出たときにどのような行動をとるかです。」

 

本来、子育ての助けになるはずの、子育て論が結果的に親を苦しめる結果になってしまっているのは非常に残念です。

 

私は、正しく理解して、活用することで子育てが少し楽になるんじゃないかなと思っています。

 

2.怒るのはなんでダメ?

『怒る』感情が大切なものだってことがわかって少し安心したわ。

でも、それならなんで子育てで怒ってはいけないって言われているの?

フォッフォフォ。

子育てで怒ってはいけないといわれるのは、先ほどの『怒ったときにどのような行動をとるか』という部分が大きくかかわってくるんじゃ。

では、一緒に考えていこう。

結論から言うと、怒るのはダメではなく、『怒ったときにとる行動』が冷静なときにとる行動に比べて、うまくいかないことが多いためそのように言われているだけなんです。

 

怒りに任せて取ってしまう行動は、

・大声で怒鳴る(威嚇、脅し)

・物を投げる(威嚇、暴力)

・相手の発言を無視する(コミュニケーション拒否)

・相手をたたく(暴力)

・相手を突き飛ばす(暴力)  etc…..

このような行動は、本来相手に伝えたいはずの内容を伝わりにくくしてしまいます!!

↑(これとーーーっても重要です)

 

私たちは、どのような感情の時でも相手に何かを伝えるために、アクションを起こします。

 

ただし、怒りの感情の時には、そのアクションが不適切なアクションになる可能性を高めます。

 

そのため、当に伝えたかった内容ではなく

・怖い

・不安

・怒られた

・怒り(攻撃されたと思い、自分を守るモードに入る) etc…..

を感じさせてしまい、肝心な内容が入らなくなってしまうのです。

 

例えば、

子どもが宿題をしない場面で考えてみましょう。

場面:小学生3年生の男の子が毎日宿題に取り掛かるまでに時間がかかります。その日は歯医者の予約を入れていて時間がありません。お母さんもだんだんイライラ。

 

いつになったら宿題始めるの!毎日毎日!!

時間ないんだから早くしなさい!!!

今始めようとしたのに。うるさいな。(怒られて防御モード)

うるさいじゃないわよ!!!!!!!

もう勝手に虫歯にでもなんにでもなったらいいわ!!!! ムキーーーー( ゚Д゚)

これと全く一緒ではないにしても、時間がない中のんびり動く子どもにイライラした経験は誰にもでもありますよね。

 

もう一つ例を

場面:夕食時に、子どもがなかなかサラダを食べません。

ほら、肉ばっかり食べてないでサラダも食べなさい!

だって、まずいんだもん

まずいって、せっかく作ったのにその言い方は何!!!

まずいもんは、まずいの!!

いい加減にしなさい!!!!!!

もう2度とご飯は作りません!勝手にしなさい!!!!ムキーーーー( ゚Д゚)

食事中の子どもの好き嫌いを注意することもよくある場面の一つです。

 

では、一緒に考えてきましょう。

 

二つの場面で共通しているのは、母親が怒りの感情のままに子どもに接したために、本来母親が伝えたかった内容が子どもに伝わっていないということです。

 

一つの目の例では、母親が伝えたい内容等としては、

『宿題をした方が、学力がついて将来本人のためになる。』

『時間がないから急いで宿題をしてほしい』

の2点だと思います。しかし子供に伝わったのは、

『また、怒ってきた。』『怒られた!』

という部分が強調されます。

二つ目の例でも同じで

『好き嫌いせずに何でも食べたほうが子どもの健康のためになる』

が本当は伝えたかった内容なのに子どもは、

『なんか、苦手なもの怒って無理やり食べさせようとしてくる』

と感じてしまいます。

 

ここで、難しいのは、怒って伝えることで、子どもの行動が変化することがあるんです。

 

二つ目の例でもし、親が怒ることでそのあとから子どもが食べれるようになった場合、

 

子どもの気持ちは、『親を怒らせないために食べよう。』となっています。

 

本来伝えたかった、

「栄養バランスを考えた食事をしてほしい。」

という本質とかけ離れてしまいますが、行動は変わるんです。

 

しかし、これでは後々一人暮らしをした時には、野菜は食べなくなるでしょう。『親の心子知らず』です。

 

 

二つの場面で私が伝えたいことは、

『怒ってはいけない』ではなく、怒りながら言うことで、本当に伝えたかったことが伝わらなくなるよということです。

 

ただ、同じような場面で、作ったご飯に子どもが「まずい」なんて言ったら怒る気持ちは十分にわかりますし、私もムキーーーーってなっちゃうかもしれません( `ー´)ノ!!

 

でも、一呼吸おいて伝えるなら、

「口に合わないのはしょうがない。でも『まずい』っていう言葉は一生懸命に作った人を傷つける言葉だ。『口に合わない』とか『苦手』って言い方に変えなさい。野菜にも大切な栄養があるから、苦手でも少しだけでも食べれるようになってほしいよ。」

 

って感じですかね。

 

(冷静なときは、皆さん思い浮かぶはずです。)

・怒るのがダメではなく、『怒ったときにとる行動』が冷静なときにとる行動に比べて、うまくいかないことが多い。
本当に伝えたいと思っていることが、伝わらなくなってしまうよ。

 

3.褒める子育ての方法

 

たしかに、本当に伝えたいことが伝わらないのは困るわ。

そんなつもりでいってないのにって、余計に怒れちゃいそう。

でも、『怒っちゃダメ』って言われても、じゃあ、どうしたらいいの?

フォッフォフォ。

少しづつ確信に近づいてきたようじゃ。

みんな『怒っちゃダメ』ということが理屈ではわかってきても、代わりの方法がわからないと困ってしまうのは当然じゃ。ここでのキーワードは『ほめる子育て』じゃ。

では、一緒に考えていこう。

 

初めに言いたいのは、『怒ってはダメ』だけでは説明不足です。
みんな怒りたくて怒っているわけではないからです。

 

「じゃあ、どうしたらいいのよ!!」

 

『ダメ』と禁止するからには、その代わりとなる行動『代替え行動』を提示しなければいけません。

 

ここで出てくるものが、『ほめる子育て』です

私たちも怒られるよりも褒められた方がうれしいですよね。

子どもだって同じです。

 

「そんなのあたりまえじゃん!!」

 

もう少し詳しく説明すると、

私たちが困っている行動(やめてほしい行動)の裏には、

こちらが望ましいと考える行動があるんです。

 

そして、

怒る、注意する = 困っている行動に注目する

ほめる、喜ぶ = 望ましい行動に注目する

ということです。

 

そして、心理学的には、注目された行動は増える傾向にあります。

 

そのため、怒る、注意することで、本来望ましくないとされる行動が増えてしまうことがあるんです。

 

どうせ増えるなら、望ましいと思う行動が増えた方が良いですよね。

もう一つは、望ましいと考える行動と、望ましくないと考える行動は同時にできないということです。当たり前ですが。

 

例えば、

怒ったときに叩くという行動(望ましくない行動)と、怒った理由を口で伝える(望ましい行動)は同時にできません。

 

叩きながら口で伝えてくるという合わせ技はと考える人もいますが、かなりまれだと思います。

 

基本的に、口で伝えることができない時に、暴力として行動化することが多いです。

(この話はまた別の機会に。『子どもの暴力について』)

 

『褒める子育て』の目的は、褒めることで大人が望ましいと考える行動を増やして、その反対にある望ましくない行動は自然と減っていくということなのです。

 

ここをわかっていないと、褒めるだけじゃ望ましくない行動が減らないじゃないかと思ってしまうのです。

 

望ましい行動を増やすことで、望ましくない行動は減っていきます!!

 

ただし、

子どもが知らないことは、大人が教えてあげないといけませんから、その時には注意やしつけが必要になってきます。

(もちろん、怒らずに冷静にです!)

ほめる:注意の割合は、7:3~8:2 くらいにしましょう。

 

「えーーーー!、そんなに普段褒めてないよ!」という声が聞こえてきますね。

これを達成するためには、

良いことをする → ほめる 

という考え方を変えなければいけません!!

 

親が望ましいと考える行動 → ほめる

ややこしいですがここはとても大切なので、

頑張っていきましょう(^_-)-☆

 

例えば、

いつもけんかしている兄弟が、静かにテレビを見ています。お母さんは後ろで夕食の準備中です。料理をしながらちらちら兄弟の様子を伺います。

少しすると、兄弟喧嘩が始まります。お母さんは「ケンカしないの。仲良くしなきゃダメじゃない。」と注意します。

 

家庭でよくある場面ですね。

 

わかりやすく下線を引いていますが、

 

この時、お母さんが望ましいと考える行動はどちらでしょうか?

 

そして、どちらの行動に反応しましたか??

 

そうです!!!

・望ましいのは、静かにテレビを見る

・望ましくないのは、ケンカする

先ほどの場面を巻き戻してみましょう。

 

お母さんが注意する前は兄弟でテレビを見ていました。

 

でも、この時に心の中で「あー、二人ともテレビ見てるわ。ケンカしなきゃいいけど。」と思っています

 

本当は、お母さんの望む行動をしているのに、流してしまっているんです!!!!

 

この時に

・「仲良くテレビ見てくれて助かるわ。」

・「いいね。」

・「そのテレビ面白いね。」(親の注目を与える)

このような反応を返していたら、もしかするとけんかすることはなかったかもしれません。

多くの場合、望ましい行動をしているときは、子どもは静かなため、日常の中に紛れてしまい、褒め忘れてしまいます。

そして、望ましくない行動はうるさいため、すぐに発見され注意されます。

その結果、子どもはいつも注意されるというようになりがちです。

 

よくある相談

:「起きている間ずっとケンカしてるんです。どうしたらいいですか?」

:「では、一日の中でケンカしている時間を記録にとってみてください。」

後日・・・

:「いやー、記録とってみたら、以外とけんかしていない時間の方が多かったです。」

:「では、ケンカしていない時(望ましい行動)に子どもに何か声を掛けましたか?褒めましたか)?」

「あっ!!!・・・・・・・・・」

ケンカをせずに過ごしている  =  褒めポイント

にもかかわらず、日常の中では流されてしまいがちなんです。

して、ケンカをするときにだけ、注意(注目)が与えられるのです

 

不公平だぁ!!!!

 

『望ましい行動』に対して、すかさず褒める!!!

忘れずに!!!!

・ほめる:注意する   7:3 ~ 8:2
・望ましい行動 = 褒めポイント

 

4.まとめ

だいぶ、すっきりしたわ!

「ほめて伸ばす」っていうのは聞いたことあったけど、具体的にイメージができてきたわ。

最後にまとめて頂戴(^_-)-☆

 

フォッフォフォ。

悩みが一つ解決したのはうれしいのぅ。

じゃあ、まとめにいこう。

忘れたときに、前に戻ってみるのじゃ。

 

まとめ

 

1.『怒り』は大切な感情

2.『怒り』ながら話すと『本当に伝えたい内容』が伝わらない!

3.『褒める:注意』= 『7:3~8:2』

4.望ましい行動 = 褒めポイント

5.褒めポイントは、あらゆる日常に隠れている!!!

 

みなさん、長文最後までお読みいただきありがとうございます。

まだまだ、書き足りない部分はありますが、それは追々書いていこうと思います。

 

では、皆さんの日常が少しでも楽になりますように(^^)/ バイバーイ