1.親が勉強している姿を見せる
2.子どもが学んだことを聞いてあげる
3.「勉強しろ」と言わない
1.親が勉強している姿を見せる
まず一つ目が、親が勉強をしている姿を見せることです。
これは、心理学でいう「モデリング」というものになります。
簡単に言うと『見て学ぶ』ということです。
子どもは大人の姿をよく見ています。とくに大好きな親の姿を見て、その真似をします。
毎日スマホを見ている親の姿を見ている子どもはスマホを見るようになります。
本を読んでいる姿を見ると本を読みたくなります。
大人が家での時間をスマホで動画やSNSに費やしている姿を見て育った子どもは、なんで勉強をしなければいけないかがわかりません。
『勉強した方が将来のため』
『やりたい仕事ができるようになる』
などの話をされたとしても、目の前の大人が勉強していなければ、将来必要なくなる勉強をする必要を感じなくなるでしょう。
「ごみはゴミ箱に!!」と言っている親がゴミをその辺にポイポイ捨てていたら、子どもも「自分はやっていないくせに!」となるのはあたりまえです。
子どもに勉強した方がいいことを伝えるためには、まずは親である自分が勉強をしている姿を見せましょう。
2.子どもが勉強したことを聞いてあげる
2つめは、簡単に言うと子どもの話を聞くことです。
子どもは、毎日何かしらを学んでいます。教科書からの勉強だけでなく、人付き合いや、虫や花、近道など、様々なことを学びます。
机に座っている時だけでなく、登下校中に見た景色からも学ぶことがたくさんあります。
そんな子どもが家に帰ってきたときに、「知ってる?…」から始まる、まるで自分だけが知っているかのように意気揚々話す姿。
勉強は、アウトプット(外への発信)がとても大切です。
人に伝えるためには、自分の中だけで納得していた知識を他人に理解できるように話さなければいけません。
その作業を脳の中でしているときにその知識は本当の自分の知識に代わっていきます。
私たちがすべきことは、子どもの話しを興味と関心を向けてしっかりと聞いてあげることです。
スマホ片手に聞いたり、片付けしながら聴くのではなく、少し手を止めて子どもの話しに耳を傾けてあげましょう。
子どもが新しい知識をアウトプットできるように「もっと詳しく教えて」という姿勢で聞き、質問しましょう。
子どもは、自分の学んだことに親が興味を持ってくれることで、学ぶことの楽しさ、うれしさを感じることができます。
3.「勉強しろ」と言わない
最後に、最も難しい『勉強しろ』と言わないことです。
子どもに自分で勉強させたかったら、この言葉は言わない方がいいでしょう。
それは、親が指示をして勉強をさせていることになり、自ら学ぶ意欲を減らしてしまうからです。
大人が決めたことを勉強させることで、自分の興味、好奇心を育てる時間が減ります。
それでも小さい頃から英会話や算数など子どもの将来のためにと思い勉強させたい親心もわかります。
そんな時は、『勉強しろ!』ではなく、『一緒に勉強しよう!』に変えてみましょう。
子どもは、親と一緒に何かをするのが大好きです。
それは、遊びでも勉強でも一緒です。
楽しく親と勉強したことがある子どもは、何かを学ぶことの楽しさを体験できます。
人間は生まれた時には何も知りません。
学びながら成長していく生き物なのです。
あとは、その学びを邪魔することなく、学ぶ意欲を加速させる工夫をしましょう。
1番の加速装置は「親が子どもと一緒に楽しく学ぶ姿勢」です。
最後までお読みいただきありがとうございます。
皆様の子育てが少しでも楽しくなれば幸いです。
バイバイ(^^)/